退去費用・退去精算書の見方をわかりやすく解説
退去後にしばらくして届く「退去精算書」。専門用語や項目が並んでいて、何をどう見ればいいのか分からない、という声をよくいただきます。基本的な見方を確認しておきましょう。
退去精算書は、預けていた敷金から、原状回復費用等を差し引いた結果を示す書類です。内訳の各項目が具体的に記載されているか、経年劣化にあたる部分が含まれていないかを確認することが、内容を正しく理解するポイントになります。
退去精算書に記載される主な項目
- 預かり敷金の金額
- 原状回復費用(クロス・クリーニング・鍵交換等)の内訳と金額
- 未払いの家賃・管理費等(ある場合)
- 敷金からの充当額
- 返還額、または追加請求額
書式は管理会社によって異なりますが、基本的には「預かっていた敷金」から「差し引く費用」を引いた結果として、返還額または追加請求額が示される構成になっています。
確認すべきポイント
内訳が具体的に書かれているか
「原状回復費用 一式」とだけ書かれている場合、何にいくらかかっているのかが分かりません。内訳の明細(箇所ごとの金額)を確認・請求することができないか、管理会社に問い合わせてみましょう。
経年劣化にあたる項目が含まれていないか
「通常損耗・経年劣化とは」のページで紹介した内容と照らし合わせながら、貸主負担とされるべき項目が誤って請求に含まれていないかを確認しましょう。
契約書の特約内容と一致しているか
契約時に取り交わした特約の内容と、実際の請求内容が一致しているかを確認します。特約にない項目が新たに追加されている場合は、確認が必要です。
不明点があった場合の対応
精算書の内容に疑問がある場合は、電話だけでなく、書面やメールなど記録の残る形で質問することをおすすめします。「なぜこの金額になるのか」「経過年数はどのように考慮されているのか」を具体的に確認していくことで、内容の妥当性を判断しやすくなります。
退去精算書の内容が妥当かどうかは、契約内容と実際の損耗状況によって個別に判断されるものです。ここでの説明は一般的な確認ポイントの整理であり、個別の請求内容を保証・断定するものではありません。
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ここまでの内容は、あくまで一般的な考え方です。実際の負担額は契約内容や部屋の状況によって異なります。「退去費用ナビ|しんだん君」では、居住期間や請求項目を入力するだけで、負担額の目安を無料で確認できます。
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本記事は国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」の考え方を参考にした一般的な情報提供を目的としており、法律相談・法的判断・交渉代理を行うものではありません。実際の負担額は賃貸借契約の内容(特約を含む)や物件の損耗状況等によって異なります。個別の法的トラブルについては弁護士等の専門家にご相談ください。